無一文の物乞いの若者が持つ、替えのきかないただ一つのもの。インド有数の大富豪が彼に乞い願うそれは何か?

ムンバイの摩天楼で、ある野望が動き出す。
ムンバイ在住の富豪実業家、ニーラジ・ミトラ―(ジム・サルブ)は、ベンガル湾に眠る莫大な石油利権を独占するため、犯罪者の濡れ衣を着せられ、ハイダラーバードで獄につながれている元CBI(中央捜査局)の敏腕捜査官ディーパク・テージ(ナーガールジュナ・アッキネーニ)と手を組み、裏金のマネー・ロンダリングを画策する。
彼らが隠れ蓑として選んだのは、社会から見捨てられた“名もなきホームレスたち”だった。その一人、ティルパティの貧民街で物乞いをして暮らす純朴な青年、デーヴァ・カッラム(ダヌシュ)は、何も知らぬまま巨額の「富」を背負わされ、やがて組織から命を狙われることになる。
「死」の淵に立たされた時、最も持たざる男の「覚醒」が始まる。権力と結託した富豪が私兵を使い、追ってくる中、デーヴァは生き残ることができるのか?欲望渦巻くインドを舞台に、神話級の逃走劇が幕を開ける!

社会の影から、国家の巨悪を暴き出せ!命の値段は、1000億ルピー。「財神クベーラ」に翻弄された3人の男たちが辿り着く、驚愕の結末とは――⁉社会の影から、国家の巨悪を暴き出せ!命の値段は、1000億ルピー。「財神クベーラ」に翻弄された3人の男たちが辿り着く、驚愕の結末とは――⁉

  • ダヌシュ|デーヴァ役
    《PROFILE》
    1983年7月28日タミルナードゥ州チェンナイに生まれる。スリムな体躯から放たれる圧倒的なダンスと俊敏なアクションで、若い世代の間でカルト的な人気を得ている、タミル語映画界が誇る世界的俳優。歌手、監督、プロデューサーとしても活躍するマルチタレントであり、インド国家映画賞・主演男優賞を複数回受賞している。Netflix超大作『グレイマン』(22)ではライアン・ゴズリングと共演し、その圧倒的な身体能力と存在感で世界に名を轟かせた。

    《CHARACTER》
    ティルパティの大寺院の門前で物乞いし、極貧生活を送る青年。純朴に生きていたが、ある日怪しい周旋業者についていったばかりに、巨額の富にまつわる陰謀に巻き込まれ、追われる身となる。
  • ナーガールジュナ・アッキネーニ|ディーパク役
    《PROFILE》
    1959年8月29日生まれ。20世紀のテルグ語映画界最大のスターであるアッキネーニ・ナーゲーシュワラ・ラーオ(ANR)の息子。テルグ語映画界の“キング”として長年君臨する生きる伝説。80年代から第一線で活躍し、アクション、ロマンス、神話劇まで幅広くこなす。日本公開作『ブラフマーストラ』(22)では物語の鍵を握る能力者を演じ、その重厚な演技で日本の観客も魅了した。また、2025年に日本公開した、家族の愛を描いた作品『我ら~愛の継承~』(14)では、アッキネーニ家で世代を超えて出演している。

    《CHARACTER》
    元中央捜査局の敏腕捜査官。ある目的のために富豪と手を組み、デーヴァを追う。冷徹な知性と威圧感を併せ持つが、内心に葛藤を抱える人物。
  • ラシュミカー・マンダンナ|サミーラ役
    《PROFILE》
    1996年4月5日生まれ。Instagramのフォロワー数は4,000万人を超えるトップ女優。ヒロインを務めた『プシュパ 覚醒』(21)が日本でも話題となり、劇中歌での愛らしいダンスが社会現象となった。日本で紹介された出演作は、タミル語の『スルターン』(21)と『後継者』(23)、テルグ語の『プシュパ』シリーズ(21/24)、ヒンディー語の『ANIMAL』(23)。

    《CHARACTER》
    無一文のデーヴァに救いの手を差しのべたことから、巨額の富をめぐる抗争に巻き込まれてしまう女性。
  • ジム・サルブ|ニーラジ役
    《PROFILE》
    1987年8月27日生まれ。米国アトランタの大学を卒業したのち、同地で演劇活動を行う。2012年にムンバイに戻り、有力劇団の舞台に立つかたわら、脚本家や舞台監督も務める。舞台演劇出身の実力派俳優として『パドマーワト 女神の誕生』(18)での怪演が高く評価され、日本でもインド映画ファンの間で知名度が高い。ボリウッド映画や話題のWebシリーズ作品で異彩を放ち続けている。

    《CHARACTER》
    莫大な利益を生むビジネスのためなら手段を選ばない、冷酷な実業家。マネー・ロンダリングのためにデーヴァを利用しようと画策する。

  • 監督・脚本|シェーカル・カンムラ
    1972年2月4日生まれ。米国に渡りIT技術者として働いた後、ハーヴァード大学で映像学を学び、映像作家として歩み出す。インド国家映画賞(新人監督賞)の受賞歴を持つ名匠。これまでは繊細な心理描写で描く人間ドラマやロマンスの巨匠として知られてきたが、本作ではその作風を一変。キャリア初となる壮大なスケールのアクション・サスペンスに挑み、インド全土の注目を集めている。
  • 音楽|デーヴィ・シュリー・プラサード
    1979年8月2日生まれ。通称「DSP」。2002年にブレイクし、以降、テルグ語・タミル語の両映画界で活躍する。特にテルグ語映画界では、2010年ごろからは誰もが認めるトップ音楽監督の地位を得る。初期のロマンティックな曲調に徐々にダンサブルなビートが加わり、トレードマークとなる。『プシュパ 覚醒』(21)の楽曲でインドのみならず世界中を熱狂させたヒットメイカー。本作でもスリリングな世界観を音楽で煽り立てる。